やめられないリストカット・アームカット|つらい気持ちや悩みを繰り返さないための対応は?
他人の心の中は見えにくく、リストカットの跡がある人を見かけると「かまってほしいだけ」など、勝手な推測をする人が後を絶ちません。
しかし、リストカットをする人の多くは、そのような単純な理由で行為に及ぶのではなく、心に重くのしかかる重圧で苦しんでいるといいます。
つまり、リストカットしている人を見かけたら、温かく手を差し伸べてあげる必要がありますし、リストカットをしてしまっている人は、誰かにSOSを求める必要があります。
それでは、リストカットに走ってしまう理由や対処方法、リストカット治療などについてご紹介していきます。
目次
リストカットとは
リストカットとは、刃物などで自らの手首やその周囲を傷つける自傷行為で、一度リストカットをすると何度でも繰り返してしまう傾向が強いといわれています。
ではなぜ、自らを傷つける行為を繰り返してしまうのでしょうか。
なぜ自分を傷つけてしまうのか?
刃物などで自分を傷つけてしまう行為、それは以下のいずれかの原因によるものだと考えられています。
いじめなどがトラウマに
陰湿ないじめを受け続けると大きなストレスを感じ、いつしかそのストレスがトラウマになってしまうことがあります。
トラウマはちょっとしたきっかけで薄れることもありますが、いつまでも心の中に残っていると、その苦しさがリストカットという形で表面化することがあります。
悩みを一人で抱え込んでいる
悩みはその人にしかわかりませんが、他人にカミングアウトして相談できない人の場合では、その悩みをいつまでも一人で抱え込むことになり、そのはけ口がリストカットに向けられることがあります。
自分自身の価値を見いだせない
本当は決してそうではないのに、「自分は価値がない人間」「自分は他人よりも劣っている」などの思い込みでリストカットをしてしまうことがあります。
この場合でも、強い思い込みのはけ口としてリストカットという方法を選んでしまうということです。
リストカットがストレスのはけ口に
医学的な研究では、リストカットを繰り返す人の脳内からは、リストカット後に脳内物質が分泌されることがわかっています。
そして、その脳内物質の作用によって一時的な安心感や安堵感、開放感を得られるということもわかっているのです。
つまり、リストカットを繰り返す行為は、心の安定を求めるために行われることが多いということです。
しかし、リストカットが根本的な解決策になることはなく、根本的に解決するためにはどこかで誰かが手を差し伸べ、その苦しい状況から救ってあげなくてはなりません。
リストカットとはこう向き合う!繰り返させないために理解が必要
身近な人がリストカットをすると、それだけで大変なショックを受けるでしょう。
しかし、上記でお伝えしたとおり、リストカットをするからには、解決しなければならない問題がそこにあるということなのです。
リストカットをしている人にその行為を繰り返させないためには、周囲の人も言動に注意し、支えて上げる心構えが必要です。
身近な人にリストカットをしている人がいる場合
大げさに驚いたり騒ぎ立てたりしない
リストカットを目の当たりにするとショックを受け、それによって大きな声を出したり、リストカットしたご本人を叱責してしまったりすることがあるかもしれません。
しかし、そのように大げさに驚く、叱責するなど、不必要に騒ぎ立てる行為は逆効果です。
悩みを聞いてあげる
リストカットを目の当たりにしたら、騒ぐのではなく、まずはリストカットをしてしまった人に寄り添いましょう。
このときには無理に理由を尋ねるのではなく、ご本人が口を開いたタイミングで話を聞いてあげることが重要です。
リストカットが根本的な解決にならないことを理解する
リストカットは根本的な悩みの解決にはなりません。リストカットをしたご本人は一時的に苦しさから逃れることができるため、何回でもそれを繰り返してしまうのです。
しかし、まずはそれが間違っているということをご本人に伝えなくてはなりません。
誰かに悩みを聞いてもらうなど、リストカットしたご本人が一歩前に踏み出すことができれば、それはリストカットをやめられる入口まで来ているということです。
自分がリストカットをやめられない場合
メンタルクリニックでカウンセリングを受ける
リストカットしている人をどうにかして救いたいと思っても、なかなか会話の糸口を見つけられないこともあるでしょう。
そのようなときには、思い切ってご本人をメンタルクリニックで受診させるという方法ではいかがでしょうか。
メンタルクリニックは思っている以上に明るく開けた場所ですので、まずはそれをご本人に伝え、一緒にメンタルクリニックの門をくぐりましょう。
リストカットを継続したくないなら治療で改善
リストカットの怖いところは、その傷跡を見ただけでリストカットしたくなり、繰り返す可能性があるという点にあります。
つまり、このような人の場合では、リストカットの跡さえなくなれば、繰り返さなくなる可能性が高いということです。
では、リストカット跡を改善する治療にはどのような種類があるのでしょうか。
切除手術
リストカット跡の皮膚をメスで切り取り、皮膚同士を縫合する方法です。
この治療はリストカット跡の数が少ない人に向いていますので、リストカットをしたばかりでこれから繰り返す可能性がある方におすすめできます。
フラクショナルレーザー治療
フラクショナルレーザーをリストカット部分に照射して、じっくりと傷跡を治していく方法です。
切除手術ではメスを使用しますが、フラクショナルレーザー治療ならその必要はなく、レーザーの照射だけでリストカット跡の完治を目指すことができます。
池袋サンシャイン美容外科でリストカットの傷跡治療を
私どもサンシャイン美容外科では、フラクショナルレーザーのスターラックス1540でリストカット跡治療を行っております。
スターラックス1540は最新のフラクショナルレーザー治療器で、皮膚の深い部分にまでレーザーが到達するという特徴があります。
そのため、深い傷跡や古い傷跡でも、時間をかけてじっくり治療をお受けいただくことで、できるのです。
アームカットにも対応可能
スターラックス1540は、リストカットだけでなく広範囲に及ぶアームカットにも対応できます。
いくつもできたアームカット跡は目立ちますが、スターラックスで治療をお受けいただければ、リストカット跡と同様に薄く目立たなくさせることは可能です。
リストカットはそれだけで非常に危険な行為ですが、さらに恐ろしいのは依存性があるという点です。
つまり、これ以上繰り返さないためには、いち早くその傷跡を目立たなくさせ、リストカットから離れることが重要だということです。
リストカットを繰り返している方はもちろんのこと、身内など身近にいる人がリストカットで苦しんでいる場合でも、まずは当院にご相談ください。
当院では患者さまの心に寄り添う治療を心がけており、治療内容についても詳しく説明させていただいております。
当院では随時無料カウンセリングを受け付けておりますので、一歩前に踏み出すために、まずはカウンセリングにお越しになることをおすすめします。