傷跡の正しいケア方法とは?原因や注意点を詳しくご紹介
「傷跡がこのまま残ってしまわないか心配」「傷跡の正しいケア方法とは?」と不安を抱えている人に向けて、傷跡の正しいケア方法や原因についてご説明していきます。
傷跡をそのまま放置してしまうと残ってしまう可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。
目次
傷跡のケアって何が必要?
傷跡のケアを行うときに気を付けなければいいけないこととは一体何でしょうか?ケアに必要なことをしっかりと把握しましょう。
直射日光を避ける
「直射日光を避ける」のは傷跡ケアを行うときの基本です。
傷跡が紫外線を浴びると色素沈着を起こし、傷跡が消えにくくなってしまいます。
そのため3ヶ月〜6ヶ月程度は傷跡を日焼け止めや保護テープを使用して保護するように心がけましょう。
しかし日焼け止めは傷跡によってはあまりよくないケースもあります。
その場合は洋服、日傘、帽子などで皮膚を覆って、直射日光を避けることが大切です。
保湿する
傷跡部分はバリア機能が弱まっており、水分蒸発量が多い状態になっています。
そのため乾燥してしまうとサイトカインという物質が発生し、傷跡がさらに悪化してしまう可能性があるのです。
さらに乾燥してしまうと傷跡部分にかゆみが生まれてしまい、思わず引っ掻いてしまうなど、傷跡の保護が難しくなってしまいます。
保湿剤や塗り薬を使用して傷口部分を保湿することが大切です。
乾燥する前に保湿をこまめに行うように心がけましょう。
規則正しい生活を送る
皮膚のターンオーバーが乱れてしまうと傷跡が治りにくくなってしまいます。
そのため規則正しいライフスタイルを送ることが大切です。
栄養バランスのとれた正しい食生活を送るようにしましょう。
さらに睡眠不足や運動不足は生活習慣を乱す原因となります。
ランニングをするなど適度な運動を行ったり、十分な睡眠時間を確保したりなど健康的な生活を心がけましょう。
ストレスを貯めない
ストレスが溜まってしまうと、皮膚のターンオーバーのリズムが崩れてしまいます。
ストレスを貯めないように、自分に合ったストレス発散方法でリフレッシュしましょう。
さらに生活自体を見直してストレス要因を探し解決していくことも重要です。
ストレスフリーな生活を送ることを心がけましょう。
傷跡ができる原因とは
傷跡ができるのはどうしてでしょうか?傷跡ができる原因について詳しくご説明していきます。
血行不良
人間の体重のうち13分の1は血液と言われています。
血液は栄養分や酸素を各細胞に行き渡らせたり、老廃物や二酸化炭素を処理器官に運んだりする役割がありますが、血行不良が起こってしまうと、サイクルが乱れてしまうのです。
さらに血行不良は肩こりや下半身の冷え、手足のしびれや腰痛などの症状を引き起こす可能性があります。
血行不良は運動不足やストレスによって引き起こされるケースが多いです。
しっかりと傷口に栄養分や酸素がいきわたるように運動やストレスのない生活を心がけましょう。
傷口の化膿
傷口の化膿とは、傷口などが汚れている場合、細菌が傷口に入り込み赤く腫れてしまい膿が出てくる状態のことです。
一度化膿してしまうと、傷口が治るペースが遅くなってしまったり、他の部位に感染してしまったりする可能性があります。
傷跡を残さないために傷口を清潔に保つことが大切です。
しっかりと傷跡のケアを行なっていきましょう。
傷跡の種類によってケア方法は異なる
傷跡の基本的なケア方法は共通していますが、傷跡のケア方法や対処方法は、傷跡の種類によって異なります。
成熟瘢痕
白っぽくてかてかしているのが特徴的な成熟瘢痕は、炎症が治まり傷跡が成熟化したものを指します。
成熟瘢痕の場合は見た目が問題になることが多いので、手術で除去をする方法が多いです。
「目立つ場所に傷跡が残ってしまった」といったように傷跡が気になる場合には、クリニックなどで対処するのがよいでしょう。
肥厚性瘢痕
痛みやかゆみなどを伴うことが多い肥厚性瘢痕は、傷の治りが遅くなった場合に皮膚を作る細胞が過剰に産出されてしまい、傷が赤くなり盛り上がったもののことを指します。
時間とともに色調が落ちていき、盛り上がりもやわらいでいきます。
強いひきつれがあったり、感染する可能性がある場合は手術が必要になるケースもありますが、内服薬などで治療を行なっていくのが一般的です。
ケロイド
ケロイドは遺伝的に発生する場合もあり、アレルギーを持つ人に多く見られるものです。
ケロイドとは肥厚性瘢痕と見た目が似ており判別するのが難しいとされています。
肥厚性瘢痕との違いは、ケロイドは傷跡を越えて他の部位に広がっていく可能性があるということです。
内服薬がステロイドなどで治療を行なっていきますが、肥厚性瘢痕と同様に傷跡によっては手術が必要になることもあります。
傷跡をケアしないとどうなる?
傷跡をケアしないとどうなってしまうのでしょうか?
そのまま傷跡が残ってしまう
傷跡の治療は6時間を過ぎてしまうと傷跡が残りやすくなってしまいます。
そのため迅速な対応が必要です。
ケロイドや肥厚性瘢痕の場合は、傷跡を放置してしまうと症状が悪化してしまいます。
黒っぽい傷跡は紫外線を浴びるとさらにメラニンが形成され黒っぽくなっていきます。
白っぽい傷跡はメラニンを形成する細胞が破壊されているので、そのままの状態が保たれます。
自然と目立たなくなる
傷跡によっては年齢を重ねるとともに自然と目立たなくなるものもあります。
特に浅い傷の場合は、自然治癒により自然と傷跡が目立たなくなるケースが多いです。
しかし深い傷の場合は治るまで時間がかかり、傷跡が残る可能性があります。
池袋サンシャイン美容外科の傷跡治療クリニックでの治療
傷跡が気になる人はクリニックで専門家の元で治療を行うのも一つの手段です。
「傷跡があるせいで人目を気にしてしまう」という人は、傷跡治療を行なって改善していきましょう。
池袋サンシャイン美容外科では「スターラックス1540」を用いた治療を行なっています。
治療前にはカウンセラーによる治療についての詳しい説明があります。
不安点がある人はカウンセリングで相談することができ安心です。
スターラックス1540の治療とは
スターラックス1540とはレーザーによって皮膚組織を再構築し、傷跡を改善していく治療法です。
4週間〜6週間に一度程度のレーザー治療を5回ほど行なっていき治療を進めていきます。
スターラックス1540で治療をすると肌がつるつるに生まれ変わると定評があり、安全性が高い点も嬉しいポイントです。
まとめ
今回の記事では「傷跡が残らないか不安」「どのようにケアを行えばいいの?」と傷跡について悩みを抱えている方に向けて、正しいケア方法や対処方法についてご紹介しました。
紫外線を避けたり、保湿を行なったりなど基本的なケアを行なって傷跡の改善を目指しましょう。