ボトックス注射による脇汗の治療法について | 東京・池袋サンシャイン美容外科
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ボトックス注射による脇汗の治療法について

汗は体温を調整するために体内から排出されるものですが、必要以上に脇から汗が出ることに悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、日本人のおよそ2割が腋臭症(いわゆるワキガ)に悩まされているということですが、脇汗がたくさん出ると、ワキガになってしまったのではないかと心配になる方もいらっしゃることと思います。

では、脇汗をたくさんかくことと、ワキガには何か関係があるのでしょうか。また、脇汗を改善するためには、どのような治療をおこなえばよいのでしょうか。

ボトックス注射(ボツリヌス注射)とは?

ボツリヌス注射とも呼ばれるボトックス注射は、ボツリヌス毒素を製剤化したものを、皮下に注入する美容外科的な治療法の一種です。

ボツリヌス菌が産生するたんぱく質から作られたボツリヌス製剤は、A型とB型の2種類に分けられ、脇汗の治療に対してはA型のボツリヌス製剤が用いられています。

また、ボトックス注射は、顔のしわやたるみを取る治療にも用いられているほか、あごのえらを小さくする目的や、足を細くする目的など、さまざまな治療な分野で用いられています。

ボトックス注射による腋窩多汗症治療

池袋サンシャイン美容外科では、ボトックス注射を腋窩多汗症(えきかたかんしょう)を治療する目的で利用しています。では、腋窩多汗症とはどのような症状なのでしょう。また、どのようにして治療をおこなうのでしょうか。

腋窩多汗症とは

腋窩多汗症とはその名の通り、脇の下から体温を下げる目的以上の汗をかいてしまう疾患のことを意味します。多汗症には全身から大量の汗をかく全身性多汗症と、身体のある部分に大量に汗をかく局所多汗症の2種類がありますが、腋窩多汗症は局所多汗症の一種です。

腋窩多汗症はさらに、原発性の腋窩多汗症と、続発性の腋窩多汗症に2種類に分類されます。原発性の腋窩多汗症は、はっきりとした原因が分かっていない腋窩多汗症のことを意味します。

続発性の腋窩多汗症は、何らかの病気や、服用している治療薬などが原因となって引き起こされる腋窩多汗症のことを意味します。

ワキガとの違い

脇から大量に汗をかいて嫌なにおいがする場合、ワキガになったのかと勘違いすることもあると思いますが、腋窩多汗症とワキガ(腋臭症)は似て非なるものです。

汗は汗腺から排出されるものですが、汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。エクリン腺は全身に分布していますが、アポクリン腺は脇の下や陰部など、局所に集中しているのが特徴です。

通常、エクリン腺から排出される汗はさらさらとしているため、脇の下から大量に汗をかいたとしても、水のようにさらさらとした汗であれば、ワキガではなく腋窩多汗症が疑われます。

アポクリン腺から排出される汗にはたんぱく質や脂質などが含まれており、それが脇の下の常在菌によって分解されることで、ワキガ特有の刺激的なにおいを発します。

基本的に汗自体にはにおいがないのですが、常在菌によって汗に含まれる成分が分解されることで、特有のにおいが発せられることとなるのです。

もちろん、エクリン腺から排出された汗であっても、あまりにも大量であれば皮膚の常在菌によって分解され、いわゆる「汗臭い」においを発することとなりますが、ワキガのようなツンとした嫌なにおいではありません。

仮にツンとした刺激的な臭いがする場合はワキガも疑われますので、判断がつかないという場合は当院までご相談ください。

ワキガの場合もボトックス注射が有効ですが、根本的に改善するのであれば、汗腺を取り去ってしまうのがおすすめです。

当院では「直視下反転剪除法」という技法を採用しており、施術経験豊富な医師が直接目で確認したうえで、丁寧に汗腺を切除していきます。

多汗症治療

先述したように、多汗症は原因不明の原発性多汗症と、何らかの病気や治療薬が原因の続発性多汗症の2種類に分けられます。

病気や治療薬が原因となって起こっている続発性多汗症の場合、原因となる疾患を治療することが先決です。

原因不明の原発性多汗症の場合、対症療法的に汗の量を抑える治療がおこなわれます。多汗症の治療は汗をかく場所によって異なっています。

手のひらや足の裏、脇の下の汗に関して第一の選択肢となるのが、塩化アルミニウム外用薬を塗布するというものです。

第二の選択肢となるのが、今回ご紹介するボトックス注射(ボツリヌス注射)です。ボトックス注射は欧米で非常に推奨度が高い治療法としても知られています。

第三の選択肢が内視鏡下でおこなわれる胸部神経遮断術ですが、この手術は手のひらからの汗に対して、ほかの治療法による効果が期待できない場合のみおこなわれます。

ボトックス治療の効果と副作用

それでは、今回のメインテーマでもあるボトックス注射の効果と、その副作用についてみていきたいと思います。

ボトックス注射の効果

ボトックス注射の効果を一言で説明するなら、それは「筋肉の動きを抑制すること」となります。多汗症の治療や、顔のしわやたるみを改善するエイジングケアにはA型のボツリヌス製剤が用いられますが、A型のボツリヌス製剤には、神経の末端に作用する働きがあります。

A型のボツリヌス製剤によって、アセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の放出が阻害されることで、汗腺へと伝えられるべき命令をシャットアウトし、汗を抑えることが可能となります。

エイジングケアの場合、アセチルコリンによる筋肉(表情筋)への命令伝達を阻害することで、不要な筋緊張によるしわやたるみを予防する効果が期待できます。

注射というと、一点に集中して薬剤を注入するようなイメージがあると思いますが、ボツリヌス注射の場合、脇の下に2㎝程の間隔で数ヶ所薬剤を注入します。

それによって、効果的に脇の下からの汗を抑えることが可能となります。ボトックス注射をおこなってからおよそ1週間すると、徐々に効果が表れてきます。

ボトックス注射の副作用と注意点

ボトックス注射は、切開をともなう治療法とは異なり、皮膚を傷つける必要がない安全な治療法です。ただ、ボトックスは徐々に体内へと吸収されるため、効果が永続するわけではありません。

そのため、汗を抑える効果がなくならないよう、半年から1年に1度ほど、ボトックス注射を続けることが求められます。

ボトックス注射は安全性の確立された治療法であるため、医師の施術を受ければそれほど副作用のリスクはありません。

ただ、ごくまれにアナフィラキシーショックを起こすケースがあるため、経験豊かな医師のもとで診察、および施術を受けることが欠かせません。

ボトックス注射の費用とは

ボトックス注射には健康保険が適用されないため、原則として自費での治療となります。そのため、費用は病院やクリニックによってまちまちですし、美容目的の場合、高額に設定されているケースも少なくありません。

池袋サンシャイン美容外科では、美容目的であろうと、多汗症の治療目的であろうと、一律40,000円で施術を受けていただけます。施術時間もわずか5分と短いため、お気軽に施術を受けていただけます。

まとめ

脇の下から大量に汗をかくと、シャツの色が変わったり、シャツが脇の下にくっついたりして不愉快なものです。また、常に汗パットなどを利用する必要があるため、煩わしいという方も多いことでしょう。

ボツリヌス注射は、欧米で高く評価されている多汗症の治療法であり、また、安全性の高い治療法でもあります。腋窩多汗症だけでなく、しわやたるみを改善する効果も期待されているため、多くの美容外科でボツリヌス注射療法が採用されています。

池袋サンシャイン美容外科では、患者様の安心と満足を目標にするという理念のもと、日々皆様のお悩みに真摯に向き合っております。脇の汗でお悩みの方は、ぜひ一度、当院までご相談ください。


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監修者情報 院長の画像

医療法人社団 栄真会

池袋サンシャイン美容外科

院長

日本美容外科学会正会員・認定医
日本美容外科医師会正会員
日本抗加齢医学正会員

95年 聖マリアンナ医科大学卒業
03-06年 医療法人博済会鈴木病院 美容外科外来開設
06年 池袋サンシャイン美容外科開設

0120-331-244

受付時間:10:00~19:00(完全予約制)

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