いつの間にかあざが出来ている原因は?治療方法や費用を解説!
様々な容姿の悩みがある中で、知らないうちに出来ていたあざや、昔作ったあざが中々消えなくて困っている方は少なくないでしょう。
あざにはいくつか種類があり、治療方法はあざが出来た原因によって変わります。
自力で治すことができるものもあれば、それが難しく特別な治療を行う必要のあるものもあります。そのような場合に効果的なのが「外科治療」です。
そこで本記事では、出来た原因に基づくあざの種類、治療内容、そして治療を安く受ける方法について解説します。
目次
そもそもあざができる原因について
あざが出来る原因は大きく二つに分かれます。
外部からの刺激によるもの
一つは、打撲や摩擦、紫外線などの外部からの刺激によるものです。
転んだりぶつけたりすると、皮膚が内出血をし、それが表皮に現れてあざの原因となります。
先天的要因によるもの
もう一つは、遺伝や体質などの先天的要因で自然に発症する場合です。
胎児の時に身体にあざが出来る場合や、生まれつきメラニンが分泌されやすい体質であるなど、主にメラニン色素の異常によってあざは発生します。
あざの種類と症状
あざには、赤あざ・青あざ・茶あざ・黒あざの大きく分けて四つ種類があり、それぞれ違う症状を持ちます。
●赤あざ
主に皮膚内で起こった内出血のことを指します。
赤あざは内出血のほかに、血管が異常に増えたことで出来る血管腫や、生まれつき血管の形態が異常である血管奇形が赤あざとして皮膚に現れている場合もあります。
●青あざ
皮膚の真皮という深い部分で内出血が起こった際、内出血が青く見えて「青あざ」となります。
内出血のほかに、蒙古斑や大田母斑のような真皮で発生する母斑が青あざとなって現れている場合もあります。
●茶あざ
表皮のメラニン色素が増加して出来る広範囲のあざのことを指し、周りの皮膚より茶色く見えるあざです。
茶あざにはカフェオレ斑や扁平母斑・ベッカー母斑などがあり、幼少期から思春期の間に発症することが多いですが、なかには生まれつき発生している場合もあります。
●黒あざ
いわゆる「ほくろ」とされる、メラニンの異常によって出来る良性腫瘍のことを指します。
ほくろには盛り上がったものと扁平なものがあり、有毛性色素性母斑と呼ばれる表面に硬い毛が生えている場合もあります。
ほくろが大きい場合は、ほかの色素性母斑より悪性化する可能性が高い傾向があります。
赤あざや青あざのように内出血で出来たものは、自然治癒で治しやすい傾向があります。
対して茶あざや黒あざは皮膚自体に異常が見られるため、あざを消すには治療が必要な場合が多いです。
そのため、あざを消すには皮膚科や美容クリニックなどの外科治療を受ける必要があります。
外科治療では、自然治癒とは違い、跡が残らず綺麗に治すことが可能です。
あざの治療とは?
あざを治すには、以下のような方法があります。
それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
治療の内容などを考慮し、自分に合ったあざ治療を見つけましょう。
自然治癒
生物の身体に備わっている「自然治癒力」で治すという方法です。
こちらはお金をかけず、もっとも気軽に行うことのできる治療方法になります。
あざの中でも頻繁に出来やすい赤あざ・青あざは、症状が軽度のものであれば自然治癒で治すことが可能です。
あざができて間もない場合は患部を冷やし、2~3日経ったら温めると血行が良くなって早くあざが消えやすくなります。
ホットカイロをハンカチで包んで患部を温めたり、温かいシャワーを5~10cm離して20秒ほどあてるといいでしょう。
このような方法は、打ち身などによって生じた軽度のあざにのみ効果的とされ、それ以外の色素性母斑などには効果が得られにくい点がデメリットとされています。
レーザー
皮膚に固有の波長の光を病変に照射して、選択的に破壊し、その後自然治癒であざや傷などを治すというものです。
内出血以外の青あざ・茶あざ・黒あざなど、自然治癒では治せない場合に用いる治療法の一つです。
レーザー治療は、皮膚科や美容クリニックにて受けることができ、狭い範囲のあざであれば十分に効果を得ることができます。
レーザー治療は手術時間・ダウンタイムともに短く済ませることができ、保険適用で行っているクリニックで治療する場合はより少ない費用で受けることが可能です。
レーザー治療では皮膚を面状に削っていくため、大きなものを除去すると色素沈着の原因となります。
そのため、あざが大きい場合にこの治療方法は適切ではなく、効果が得られるあざには限りがあります。
皮膚切除
電気メスなどで皮膚を切除して縫合する、あざ部分の皮膚自体を取り除く方法です。
自然治癒ができず、範囲が広い場合に用いられる治療になります。
皮膚切除は青あざ・茶あざに対して行われることは少なく、悪性化する可能性がある場合など症状が重いものが対象となることがほとんどです。
主に血管奇形などによる赤あざや黒あざに行い、あざが広範囲である場合は植皮術や皮弁手術をすることもあります。
あざが出来ている範囲の皮膚を切除するため、確実に効果を得ることが可能です。
しかし、縫合した傷が目立ったり植皮した場合は色が異なるなど、リスクが伴います。
ですので、この治療をするには医師との十分な相談が必要となります。
あざ治療には保険は適用される?
あざは遺伝や体質などから発症することも多く、また皮膚ガンであることもあるため、治療に保険を適用しているクリニックも少なくありません。
保険適用にはクリニックが条件を設けていることもありますので、その詳細について紹介します。
保険適用の条件について
保険適用をされるには、以下の条件を満たしている必要があります。
一般的には上記の条件を満たした方のみに保険診療が行われます。
自費診療では10割の費用負担をする必要があり、レーザー治療では1mmあたり5000円~・皮膚切除術では1個あたり10万円~と、非常に手の出しにくい価格になります。
しかし、池袋サンシャイン美容外科のような保険適用のあるクリニックでは、本来の3割の費用であざを治すことが可能です。
まとめ
あざには赤あざ・青あざ・茶あざ・黒あざの大きく分けて4つの種類があります。
それぞれ発症する原因は異なり、メラニン色素が要因となるものは自然治癒が難しいことも少なくありません。
そのような場合には、レーザー治療や皮膚切除術などの外科治療を行うことで、あざをなくすことができます。
あざをなくすための外科治療は、池袋サンシャイン美容外科のように保険適用で行っているクリニックもあるため、費用を抑えることも可能です。