多汗症には筋肉の縮小に作用する薬剤注射 | 東京・池袋サンシャイン美容外科

筋肉の縮小に作用する薬剤注射による多汗症治療

ワキや手のひらなどのとまらない汗には筋肉の縮小に作用する薬剤注射による発汗抑制注射がお勧めです

気になる汗ジミ、これって多汗症?症状の紹介

運動した時や辛い物を食べた時、緊張した時などに私たちの体は汗をかきます。

しかし、「汗をかかないような状況でも汗が止まらない」「人より汗が多い気がする」と悩んでいませんか。

もしかしたら多汗症かもしれませんよ。

そもそも多汗症とは?

人間の体は、温度を一定に保つために汗をかいて体温を下げます。発汗するタイミングは3つあります。


①温熱性発汗:運動や気温が高い状況で体の熱を逃がすために汗が出る
②味覚性発汗:辛味や熱いものを食べている時に汗が出る
③精神性発汗:人前での発言や苦手なことなど緊張する時に汗が出る


一般的には、この3つの状態が終わってしばらくすれば汗はひきます。しかし、3つの状態には当てはまらない状況でも汗が止まらない症状を多汗症と呼びます

多汗症の種類について

多汗症には全身から汗が出る「全身性多汗症」と体の一部から汗が出る「局所性多汗症」に分類されます。

全身性多汗症局所性多汗症
汗が出る部位全身汗が出る部位 全身 脇・手のひら・足の裏など
原因感染症・内分泌代謝異常・神経疾患精神的な緊張・末梢神経の損傷

このほかに薬の副作用による多汗症の可能性もあります。薬を日常的に服用されている場合は、処方されたかかりつけ医に一度相談してみてください。

また、上記の状態に当てはまらず多汗症の原因が不明な場合もあり「原発性多汗症」と呼ばれます。

当院で扱う多汗症

当院では、原因が分からない局所性多汗症の治療を行っています。自分が多汗症かどうか判断する基準は以下の6点です。


① 最初に症状が出たのは25歳以下
② 発汗する部位は左右で同じ
③ 寝ている時は発汗しない
④ 週に1回以上多汗することがある
⑤ 家族にも似たような症状がある
⑥ 多汗によって日常生活に支障がある


以上の6項目のうち、2項目以上当てはまっている場合は多汗症の可能性が高いです。

多汗症が進行すると、脇汗によるワキガなどの臭いや汗のかき過ぎによる末端冷え性を併発することもあります。

多汗症かもしれない、汗の臭いが気になるなどのお悩みがある場合は、一度当院にご相談ください。

脇汗や手汗は日常生活にも大きくかかわる症状ですのえ、早めの治療をおすすめします。

当院の発汗抑制注射による治療方法をご紹介

当院では、発汗を抑制するための注射による治療を推奨しています。具体的な方法や治療効果などを詳しく解説します。

筋肉の縮小に作用する薬剤注射

発汗抑制注射とは

●筋肉を収縮させ、発汗機能を弱める

多汗してしまう脇や手の平などに筋肉を収縮させる効果がある薬剤を注射する治療方法です。筋肉が収縮し毛穴から汗を出す筋肉の働きを弱めることで、汗が出にくくなります。

従来は、目尻に注射することで目尻の筋肉の働きを抑えて小じわが出ないようにしたり、ふくらはぎの筋肉を抑えることでししゃも足を細くしたりする事に使用されていました。

最近になってこの筋肉を収縮させる注射を手や脇に注射することで汗を抑える方法が評価されるようになりました。

特に脇の多汗症の場合は、アポクリン汗腺やエクリン汗腺など汗腺の活動を抑制することができます。汗によるワキガの臭いも抑える効果があるという患者様のお声もいただいています。

施術時間 5~10分
通院 必要なし
入浴 治療当日から入浴可能です。
麻酔 必要なし(痛みを感じやすい方には、術前に麻酔テープを使用しています)
効果の期間 個人差はありますが、6ヶ月~1年弱。

発汗抑制注射(筋肉の縮小に作用する薬剤)のご料金

両方片方
わき汗抑制(筋肉の縮小に作用する薬剤)注射99,000円55,000円
手のひら汗抑制(筋肉の縮小に作用する薬剤)注射99,000円55,000円

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発汗抑制注射(筋肉の縮小に作用する薬剤)の治療の流れ

施術の流れ

  • 01カウンセリング
    01 カウンセリング

    まず、カウンセリングにて汗の量や出る範囲を確認させていただきます。

  • 02ご説明
    02 ご説明

    治療方法について女性スタッフからも詳しくご説明させていただきます。医師に聞きずらいことがございましたら、どうぞ気兼ねなくお尋ねください。ご希望がありましたら、カウンセリング当日でも施術可能です。

  • 03施術
    03 施術

    施術は5~10分で終了します。注射する薬剤にも少量の麻酔作用が含まれていますが、痛みに弱い方など希望があれば麻酔テープや氷による冷却も可能です。

  • 04アフターケア
    治療後の通院
    04 治療後の通院

    治療後1週間後にしっかり汗が止まっているか確認いたします。汗の量をより抑えたい方は追加で注射をしております。

その他の多汗症治療について

汗腺除去手術

●ワキガの臭いにも効果が高い手術

脇部分の多汗症だけでなく、ワキガの臭いにも効果が高い手術となります。

脇を局所麻酔し、皮膚の内側にある汗腺を除去します。医師が直接汗腺を目で確認しながら行うので、確実に除去されます。

汗を出す働きのある汗腺を完全に除去するため、効果は手術後から一生続きます。カウンセリング当日にも手術可能で、局所麻酔のため入院する必要もありません。

1度に両脇行うか、片脇ずつ2日に分けて行うかは、患者様の判断で選択していただけます。汗腺除去手術は保険適用です。

詳しくはこちら→

交感神経遮断の手術

●交感神経を働かなくすることで、汗を抑える治療法

脳が発汗するよう交感神経を通して汗腺へ命令しています。この交感神経を働かなくすることで、汗を抑える治療法です。

全身麻酔が必要となるので、入院設備が整っている大学病院などで行う必要があります

汗を止める効果は非常に高いですが、ほぼ100%の確率で他の部位から汗が多く出る「代償性発汗」という副作用があります。

脇さえ汗をかかなければ他から大量に汗が出ても構わないという極端な治療法になりますので、当院ではおすすめしていません。

※当院では実施していません。

塩化アルミニウム溶液(外用薬)

●多汗症の最初の治療法としてはおすすめ

濃度20%の塩化アルミニウムで汗腺をふさぐことで汗が出にくくする治療法です。

主に皮膚科でローションとして処方しているので、当院では実施していません。皮膚への刺激が少なく2~4週間で効果が出ます。

脇や手の平・足の裏だけでなく背中など広範囲に広がる多汗症の治療に有効です。

軽度の多汗症の場合は効果がありますので、多汗症の最初の治療法としてはおすすめです。

※当院では実施していません。

水道水イオントフォレーシスによる治療

●電流を流し、発汗を抑える治療法

水道水を入れたトレイに手や足を浸し、弱い電流を流します。電気分解によって生じたイオンが汗腺の働きを阻害することで発汗を抑える治療法です。

1回15~30分で週に1回の施術を10回以上行うことで効果が実感できるようになります。

効果は2~3か月程度なので、定期的に根気強く治療を行う必要があります。

当院では、1回で効果がある発汗抑制注射をおすすめしているため、水道水イオントフォレーシス治療は行っていません。

※当院では実施していません。

内服薬による治療

●薬の内服により発汗を抑える治療法

保険が適用される臭化プロパンテリン、適用外のオキシブチニン、コハク酸ソリフェナシンなどを。

内服することで多汗症が改善されることがあります 。

しかし、効果は個人差が大きく薬の副作用もあります。また、漢方薬による多汗症の改善も報告されていますが、永続的に内服する必要があるなどまだ治療法としては未知数です。当院では内服薬による治療は行っていません。

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